政策 - 2012(平成24)年11月議会 代表質問

2011年9月議会一般質問風景

2012(平成24)年11月議会 代表質問の質問と答弁についてまとめました。
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財政運営方針について

基本的な姿勢等

質問8月に発表された「今後の収支見通し」では、来年度以降35億から55億円の収支不足がでるとされています。「財政構造改革プラン」は平均400億円にも上る収支不足が続く見通しとなり、あらゆる事業をゼロベースで見直したうえで、「歳入に見合った歳出規模への転換」「プライマリーバランスの黒字維持」「臨時的な歳入対策に頼らない健全な財政運営」などをめざしたものです。政府による地方交付税の増額などが功を奏し、石井前知事は「改革プラン策定時の危機的な財政状況からは脱却できる見込みが立ちつつある」とされました。
知事は就任後の記者会見において、「新任の行政経験のない人間が、ここで、余り大きな変更をすることは現実的ではないと考えています」と率直に述べておられます。
財政構造改革プランは今年度で終了しますが、財政構造改革プランに盛り込まれた目標についてそれぞれ堅持をされるおつもりなのかどうか、財政運営に関する基本的な姿勢を伺います。また、緊縮財政の期間が終了し新知事のもとで、財政構造改革プランで削減された予算の復活を求める声も巷間聞かれます。この点についてどうお考えになるのかも併せてお尋ねします。

知事:財政構造改革プランに掲げられている目標については、責任ある財政運営を行うためにも必要なものと考えており、不断の改革に取り組みながら、本県が直面している課題に対応するため、事業の選択と集中を徹底して参りたいと考えている。また、個々の事業については、社会経済情勢の変化や県民ニーズ、財政状況等を踏まえ、絶えず検討を行っていかなければならないが、これまでの取り組みは、持続可能な財政を擁立するための構造的な改革と認識しており、その成果や全体の枠組みは今後とも維持していくことが必要であると考えている。

産業振興について

課題等

質問知事の重点施策である産業振興についてお尋ねします。産業の振興は、県民の関心と期待の最も大きい施策であり、知事は後援会会報の「私の約束」で「産業を振興して、岡山県を元気にします」と掲げていますが、知事は、これまで岡山県が行ってきた産業振興のどこに課題があるとお考えでしょうか。その上で、知事の思われる、これからの岡山県の産業振興の方向性やイメージについて、お聞かせください。また、現時点でお考えの目玉施策があれば、差し支えない範囲でお教えください。

知事:これまで県では、水島コンビナートの競争力強化、ものづくり重点4分野を中心とした産業の振興や企業誘致等に取り組んできたが、私としては、今後、売り込みの強化を通じた県内各地への企業誘致や地域の強みを活かした一層の産業振興、また、農林水産業を地域を支える重要な産業として育成することに力を入れ、本県を様々な事業を行う上で魅力的な地域にしていきたいと考えている。このため、規制緩和等によって民間の活力を最大限発揮できる環境を整え、優良企業の誘致を進めるとともに、独自の技術等を有する競争力の高い企業の創出等に努め、さらには、農林水産物のブランド化や高付加価値化を推進するなど、企業等のニーズを把握した上で効果的な施策を展開し将来に向けた県内産業の力強い発展につなげて参りたい。

企業誘致

質問企業誘致については、雇用の創出・確保にとっても重要な施策であり、これまで新エネルギー関連、次世代自動車、航空機関連分野の企業立地を積極的に進めてきましたが、知事の描く「今後の成長を担う優良企業の誘致」はどのような産業がターゲットですか。また、岡山県が農業県から工業県に変革できたのは、当時の三木知事の積極的かつ粘り強いアプローチの成果と言っても過言でないと思いますが、知事は企業誘致に向けてどのように行動するつもりなのか、その意気込みをお聞かせください。

知事:これまで、技術力のある企業や大学・研究機関の集積を踏まえた岡山の優位性を活かせる超精密生産技術、医療、環境や、今後成長が期待できる新エネルギー関連などの分野に重点を置いて誘致活動に取り組んできた。
今後さらに、私としては規模にはこだわらず価格競争に巻き込まれない独自の技術をもった企業や、多くの雇用が見込まれる食品製造業なども主要なターゲットとして、本県の安全で安定性の高い優れた操業環境等をセールスポイントに、トップセールスを積極的に行い、全力で優良企業の誘致に取り組んで参りたい。

教育について

決意

質問の様子

質問知事は、忙しい公務の中、先日教育現場にも足を運ばれていますが、その時の感想も含め、今回教育長から報告された教育の実情、今後の方向性について、どのように受け止め、今後の岡山県の教育行政にどう生かしていこうとされているのか、その決意を伺います。

知事:教育長の報告を受け、改めて本県の教育が深刻な状況であり、現状の打破に向け、これまでの延長線上ではなく、新たな発想をもって、最優先で取り組まなければならないと強く認識している。今後は、現状をしっかり把握するとともに、教育委員会とも議論を交わし、地域との連携の下、教育の再生に向けた効果的な施策を重点的に実施することにより、必ずや教育県岡山の復活を果たして参りたい。

岡山県特別新教育推進プランについて

質問昨今、発達障がいのある子どもたちが増えていると言われています。発達障がいのある子どもが個々の能力を伸ばし、社会の中で自立していくためには、子どものうちからの「気づき」と「適切なサポート」、そして、発達障がいに対する私たち一人一人の理解が必要です。発達障がいに象徴されるような課題の解決には、これまでの縦割り行政ではなく、教育と福祉、さらには産業労働等の関係部局が連携し、一貫した支援体制を構築しなければならないと考えます。折しも、現在、1年前倒しして「岡山県特別支援教育推進プラン」の見直し作業が行われています。福祉先進県である岡山県だからこそ、全国に先駆けて効果的な部局横断の取り組みを盛り込んでいただきたいと思いますが、知事のお考えをお聞かせください。

知事:発達障がいに関する課題の解決には、関係部局の連携した取り組みが効果的であることから、県では、発達障がい者支援センターを設置し、福祉・教育・労働等の各分野の連携を図りながら総合的な支援に取り組んでいる。
また、市町村に対して、発達障がい者支援コーディネーターの配置等により、総合的な支援窓口の設置を働きかけているところである。こうした取り組みを、現在、見直しを行っている推進プランの中に盛込み、各学校において有効に活用するよう、県教委に伝えて参りたい。

安全・安心に暮らせる地域づくりについて

子育て支援等

質問これまで岡山県では地域の子育て支援拠点の整備、おかやま子育て応援宣言企業の募集など様々な施策に取り組んできました。特に、大学等を核とした産・学・民・官協働の取り組みであるおかやま子育てカレッジは、子育て支援サービスの質的・量的向上と同時に大学の地域貢献・学生の実践の場が確保できる先進的な取組です。また、子育て支援拠点の整備や子育てしやすい職場環境の整備など様々な施策がありますが、今後どのような施策に力点を置いて子育て支援、少子化対策を行っていくのか、併せてお聞かせください。

知事:今後、子育ては未来への投資という観点に立ち、延長保育等、様々なニーズに対応した決め細やかな保育サービスの充実や、ワーク・ライフ・バランスの充実に向けた社会的機運を盛り上げるための講演会の開催等により、子育てと仕事の両立支援を進めるともに、若年層の雇用安定を図る事業を推進するなど、結婚・出産をしやすい環境の整備に取り組んで参りたい。