政策 - 2011(平成23)年11月議会 一般質問

2011年6月議会一般質問風景

2011(平成23)年11月議会 一般質問の質問と答弁についてまとめました。
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教育について

質問者として議長から氏名を呼ばれ挙手!

質問この10年、新興諸国は、我が国と同様の製品を、はるかに低い賃金で製造するようになりました。国際競争力のある商品やサービスを提供するには、日本人の教育レベルを高める必要がありますが、岡山県の学校は荒れ、不登校の出現割合、暴力行為の発生割合は、全国でもワーストグループ。学力調査の結果も低位グループといった現状です。この現状や原因、対処策に関して、知事の認識やお考え、決意をお伺いしたいと思います。

知事:現状は極めて厳しい状況と認識しております。原因特定は難しいですが、学校の指導力や家庭、地域の教育力の問題、子供たちの学習意欲や規範意識の低下、コミュニケーション能力不足などが考えられます。こうしたことを踏まえ、次期夢づくりプランでは、将来を担う人づくりを基本戦略に位置づけ、県民総ぐるみで取り組む機運を盛り上げてまいりたいと存じます。

質問かつては、地域で子育てをしてきましたが、現在は学校の教師に過度の負担がかかる傾向にあります。このような中、岡山県では平成21年度からスクールソーシャルワーカーを導入。現在5人で活動を行っています。これまでの学校からの依頼状況、活動状況と、及びその評価、また活動時間数の増加、増員について教育長にお尋ねいたします。

教育長:今年度11月末までの依頼件数は、93件ありました。家庭訪問で状況を把握し、福祉機関や医療機関等と連携。事例検討会議等で助言を行っており、不登校状態が改善されたケースも出てきています。人員の拡充は人材確保が課題で、現スタッフの取り組み効果を向上させるなど、事業のあり方等について検討してまいりたいと存じます。

質問の様子

質問教育における地域の力が弱くなった一方で、NPOの活動を通じて、地域の子供たちの交流や地域の教育力が蘇っている事例もあります。教育や子育てに関して活動するNPO法人との連携、交流、支援方策についてと、また今後の協働について教育長にお尋ねいたします。

教育長:現在、NPO等が放課後に木登りや川遊びに挑戦する場を提供したり、不登校やひきこもりの若者に農業体験の機会を提供するなどの取り組みを広げています。こうした活動を県も支援しており、活躍の場の提供や相互のネットワーク化など、協働を積極的に推進してまいりたいと存じます。

質問生徒指導困難校と言われていた岡山市内のある中学は、保護者による協議会を立ち上げ、地域ぐるみの学校運営で、学校の改善に成功しました。このような事例を普及させるとともに、県立高校でも同様な取り組みが可能か検討を行うべきだと考えますが、県の考え方を教育長にお尋ねします。

教育長:市町村教育委員会に対し、お話のような事例の情報を積極的に提供。校長には危機意識を持って、学校の荒れに取り組むよう指導しています。県立高校には、むしろ教育の質を高める取り組みが重要と考え、地元企業の方を講師に招くなど、生徒が社会人としての資質や能力を身につけられるよう取り組んでまいりたいと存じます。

質問岡山県の学力調査のランクは、全国的に見ても高いものとは言えません。学力向上に対しての取り組みを、教育長にお尋ねいたします。

教育長:小中学校では、きめ細かな指導や家庭学習の充実等により、学習内容の確実な定着を図ること。高等学校では、生徒の実態に応じた教科・科目を設定し、専門性を深める授業への改善を進めるなど、学力向上に全力で取り組んでまいります。

質問定年退職をした団塊の世代には、英語の達人や一級知識を持ったエンジニアの方々が多くいらっしゃいます。このような方々の経験や学識、成功体験を学校教育に活用。若い世代にスキルを伝授するスキームを構築していただきたいと考えますが、知事の御所見をお伺いいたします。

知事からの答弁の様子

知事:すでに県内の高等学校等では、専門知識のある民間企業経験者等を講師として活用。退職期を迎えた熟練技術者の方には、職業訓練や工業系高校生の技能向上にご支援いただき、知識や経験を伝授する仕組みを設けることも検討してまいります。

質問人生を豊かにするためには、文化面での教育の充実が重要です。感受性が豊かな子供たちに、専門家による文化のシャワーを浴びさせるため、やはり積極的なスキームを確立してほしいと思うのですが,教育長の御所見をお尋ねしたいと思います。

教育長:県教育委員会では、プロの演奏家等によるスクールコンサートや演劇公演、博物館等の出前授業、和楽器や茶道・華道等の専門性を有する地域の方のボランティアによる学校支援などを促進。今後も、文化芸術を身近に体験できる機会の充実に努めてまいります。

質問岡山県が教育県として再生するためには、家庭、地域住民、NPO団体、学校、行政が一体となって取り組むことが不可欠です。知事におかれては、岡山県教育非常事態宣言を発していただき、教育リバイバルプラン、教育ルネサンスなど元気が出る名称をつけた緊急行動計画を策定するとともに、県民運動を巻き起こしてもらいたいと思います。この点について知事のお考えをお伺いいたします。

知事:学校の荒れ対策は、緊急課題と捉えております。教育非常事態宣言までは考えておりませんが、今年度に開催を考えている県民フォーラムを契機に、社会全体で子供たちをはぐくむ取り組みの充実を図ってまいりたいと存じます。

国民文化祭の成果の生かし方について

知事へ向けての質問

質問昨年の「あっ晴れ!おかやま国文祭」は、成功裏に終了しましたが、これを市町村やNPO団体などとも連携し、さらに発展させていくことが大切だと思います。この国民文化祭の成果を今後どのように生かしていくのか、知事のお考えをお聞かせください。

知事:国文祭での取り組みを地域に根づかせるため、今年度は県民文化祭を開催。なかでも、地域フェスティバル「文化がまちに出る!プロジェクト」で行なわれた吹屋や真庭市勝山の町並みを活用したアートプロジェクトは、多くの参加者を集めました。こうした地元住民や市町村、芸術家、NPO等が、継続的に行う取り組みを全県に拡大。文化を核とした地域づくりを、一層推進してまいりたいと存じます。