私たちの歴史は、時々の政治に対して、いつも期待と失望を繰り返してきました。
私が政治に関わるようになった1992年からこれまでを振り返ってみても、新しい清新な政治への期待と失望の連続でした。
一昨年の夏、国政では大きな変化がありました。
多くの人にとって、「政権は交代する」ということを改めて認識した出来事だったと思います。
しかし、その変化もまた、私たちの大きな期待に応えられず、大きな失望へと移ってきました。
国の政治の片隅で、期待と失望の繰り返しを感じながら、たぶん…誰かが変えてくれるのではなく、私たちが身近なところから、仕組みや意識を変えていくしかないのだろうと、岡山に戻って参りました。
もちろん、財源や法律によって国政の影響は大きくあります。地方主権への取り組みもまだまだ緒についたところです。
だからこそ、皆さんの声を聴き、思いを受け止めて、今を生きる私たちに必要な肌理細やかな仕組みを、皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。
昨年末から、皆さんのもとをお訪ねして参りました。
目と目を合わせてお話をうかがいたい、気持ちを感じたいとの一念でした。
多くの皆さんのご期待をいただいた4月10日、大きな責任もいただきました。
これからもコツコツと皆さまの思いを受け止めに参ります。
東日本大震災では、多くの方の命が失われました。生き残った方の心にも大きな哀しみを残しました。
私たちの存在や繰り返される日々の暮らしが、どんなに奇跡的なことであるか。
そんな奇跡的な縁をいただいた同じ時代に袖すりあう者として、また、立場を与えていただいた者として、素直な気持ちで役目を果たして参ります。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の姿のように、"慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラッテイル"、ひとりひとりの心に寄り添うことのできる人間として、政治に携わっていきたいと思っています。
